私たち鈴鹿グループは、バブル崩壊後の1995年に瀬古恭裕が電気工事の職人として独立し、1998年、有限会社瀬古電設を設立したことが始まりです。
当初から業務の内製化にこだわり、電気設備工事に加え、機械設備工事も一括して手掛けることができる体制を整えてきました。
そして、2004年には、電気事業法の施行規則の改正により、一定の要件を満たす法人が電気保安法人として参入できるようになり、施工からメンテナンスまで幅広く携われるようにと、電気保安法人である鈴鹿電気コンサルタント株式会社(当時:有限会社SCEO)を設立しました。
2012年に施行されたFIT法を受け、私たち鈴鹿グループは再生エネルギー事業に参入しました。その後、太陽光事業に注力するために、2014年に不動産会社の株式会社サクシードインブェストメントを設立し、太陽光発電用地の取りまとめを行いました。また、太陽光事業のEPC(設計・調達・建設)において、開発設計や許認可申請、土木工事も内製化することで、低圧・高圧を問わず実績を積み重ねてきました。これらの取り組みにより、鈴鹿グループは再生エネルギー分野でも高い技術力と品質を提供することができるようになりました。
鈴鹿グループは、今まで培ってきた太陽光発電事業の技術と経験を活かし、新たな分野である特高太陽光プロジェクトにチャレンジすることとなりました。2016年には、アセットマネジメント会社の株式会社サクシード・アセットマネジメントを設立し、中小企業でありながらプロジェクトファイナンスを活用して数十億円の大型開発案件を実現しています。さらに、2020年には本格的なホールディング体制に移行するため、持株会社である株式会社鈴鹿グループを設立し、同時に事業組成やアレンジメントを行う企業として、株式会社鈴鹿インベストメントも設立しました。これらの取り組みにより、鈴鹿グループは建設業や太陽光発電事業のみならず、新しい分野にも進出し、事業の多角化を進めることができるようになりました。
2020年10月、日本政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを実現することを目指すと発表しました。鈴鹿グループは、再生可能エネルギー分野で長年培ってきた技術と経験を生かし、今後も環境に配慮した取り組みを進めていくとともに、政府の方針に沿ったカーボンニュートラル実現に向けて貢献していくことを目指しています。