株式会社 鈴鹿グループ

株式会社鈴鹿グループ（三重県鈴鹿市　代表取締役  瀬古恭裕）は、ペロブスカイト太陽電池の将来性に着目し、従来の太陽光パネル設置が困難であった場所への適用拡大に向けた研究を、阪和興業株式会社（大阪府大阪市中央区　代表取締役社長   中川 洋一）と共同で行ってまいります。

今後、2025年の本格導入に向け、実証実験実施の準備を進めてまいります。

 

［ペロブスカイト太陽電池とは］

従来のシリコン太陽電池とは異なる、新しいタイプの太陽電池であり、今後の量産化が実現すれば、太陽光発電のさらなる普及を促進し、持続可能な社会の実現に大きく貢献する革新技術として期待されています。

 

 

［ペロブスカイト太陽電池の特徴］

・軽量・柔軟性：紙のように薄く、軽くて曲げられるため、従来の太陽光パネルでは設置が難しかった　場所にも柔軟に設置できます。

・低コスト：シリコン太陽光電池よりも製造コストが低い可能性が高く、将来的に太陽光発電システムがより身近なものになると予想されます。

・高効率：シリコン太陽光電池に匹敵する発電効率を一部の研究で達成しており、さらなる向上も期待されます。

 

［共同研究内容］

両社は、以下の項目について共同研究を行い、実証実験の実施等の検討を進めていきます。

・ペロブスカイト太陽電池の様々なフィールドにおける有効性と汎用性の検証

・設置環境に合わせた最適な施工方法の開発

・技術的課題の克服

・建物構造や耐荷重への影響の検証

・実証実験実施に向けた詳細検討

・その他の要素

 

［実証実験で検証する内容］

実証実験では、以下の項目について検証を行う予定です。

・ペロブスカイト太陽電池の仕様検討

・ペロブスカイト太陽電池を用いた太陽光発電システムの発電効率

・施工時の技術検討（取り付け方法、防水性、簡便な取換え手法等）

・設置後の影響調査

・技術的課題の検証

・その他の要素

 

［共同研究・実証実験の成果期待］

本共同研究・実証実験を通じて、ペロブスカイト太陽電池の汎用性を検証し、新たな市場開拓に向けた課題を克服することで、脱炭素社会の実現とペロブスカイト太陽電池産業の発展に貢献することを期待しています。

 

２社は、今後も連携を強化し、早期の実証事業開始及びペロブスカイト太陽電池を活用して豊かでクリーンな自然エネルギーの促進を通じて、化石燃料の削減と温室効果ガスの削減に向けた取り組みを進めて参ります。

 

【お問い合わせ】

株式会社鈴鹿グループ経営企画部広報課　松本　TEL： 059-369-3222. E-mail： info@suzuka-group.co.jp

阪和興業株式会社　名古屋支社 宮原・中西　TEL：052-977-3511